相模原市は、在宅で療養生活を送る40歳未満のがん患者を対象に、在宅介護サービスにかかる利用料などを一部助成する「若年がん患者在宅療養支援事業」を6月3日からスタートした。自宅で安心して療養生活を送れるよう経済的負担を減らすのが狙い。
40歳以上で在宅で療養生活を送るがん患者は介護保険制度の対象だが、40歳未満は対象外となっている。横浜市や川崎市などではすでに同様の事業を実施しており、在宅療養の費用について経済的な支援をするため、相模原市でも独自の助成金について検討してきた。
市健康増進課によると、市内では40歳未満のがん患者が年間で20人弱亡くなっている。在宅療養の環境が整えば「自宅で最期を迎えたかった」という要望が以前からあったこと、2022年から神奈川県が市町村に事業費の一部補助を始めたことを受けて、このタイミングでの事業スタートとなった。
対象となるのは、相模原市に住民登録のある40歳未満のがん患者(医師から一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと判断された人)で在宅介護サービスが必要である人。さらに、障害福祉サービス、介護保険サービス、小児慢性特定疾病医療給付制度などの同様のサービスの利用を受けられない人。
助成の対象となるサービスは訪問介護、訪問入浴介護、福祉用具の貸与・購入で、介護保険法で利用できるものに準じる。助成額はサービス利用料の9割相当で最大で5万4000円/月。上限額を上回る額のサービス利用料などは全額自己負担となる。また、申請に必要な意見書作成料(上限額5000円)も対象となる。
助成の流れは、市へ利用申請し、審査完了後に利用決定通知書が発行される。サービスの利用後に一旦請求額の全額を支払い、報告書や領収書、請求書などの書類を提出し、審査完了後に指定された口座に助成金が入金される。
同課の担当者は「相模原市でも支援事業が始まったので、制度を知ってもらい、万が一の際は利用していただければ」と話している。
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