南区在住の現代美術家・上條陽子さんによる「-世界の絶望に光を当てる- 上條陽子とパレスチナの難民キャンプの子どもたちの絵画作品展」が先月末、緑区の日庭寺ギャラリーで行われ、大人から子どもまで多くの人が訪れた。
「パレスチナ支援の画家」とも呼ばれる上條さんは、1999年にパレスチナで開かれたグループ展への参加をきっかけに、難民キャンプでの絵画指導支援などを20年以上続けている。
「戦争はやめて」
昨年から続くイスラエル軍によるガザへの侵攻。交流のあった7人の画家たちとは何とか連絡が取れたが、そのなかには25人の親族を亡くした人、生命の危険を感じ他国へ避難している人もいるという。彼らが活動拠点としていた画廊エルチカも無残に破壊された。
上條さんは「こんなことがあっていいのか。世界がなんで許すのか。一日も早く戦争はやめて」と悲痛な声をあげる。
今回の作品展では、過去に描かれた7人の画家やガザの子どもたちの作品だけでなく、侵攻後、現地から毎日SNSで届く「絵日記」を数多く展示した。来場者からは「現地の様子が目に見えるように伝わり、胸が痛い」「平和について考えさせられた」といった声が。上條さんは「これらの日記は現場の声。今日も生きてた、の確認なんですよ。みんな目をそらさず、考えてほしい」と訴えた。
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