神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

第67回冬季国体ショートトラックスピードスケート男子500m2位(少年男子) 齋藤慧(けい)さん 光明学園相模原高校(南区当麻)1年 16歳

公開:2012年3月1日

  • LINE
  • hatena

女神微笑む「駆け引き上手に」

 ○…一周111mのトラックで隊列をなし、着順を競う「スケート・ショートトラック」。選手同士が至近距離で走行、進路を妨害されるのも当たり前。ボディコンタクトだってある。先日の国体500m少年男子では、2位だった選手を抜く際に両者が接触。その選手は、レース後反則で失格となった。「もしあれがなかったら…」。スピードやテクニックという実力に加え、展開に応じた判断力、そしてツキ。「スピードだけでは単純に勝てない。うまく駆け引きをしたり、でもそこがおもしろい」。2年後のソチ五輪出場を夢見る。

 ○…清新小、清新中(共に中央区清新)を卒業。現在は光明学園に通う、生粋(きっすい)の相模っ子だ。小2で、銀河アリーナ(淵野辺公園内)を拠点にするクラブチーム「相模原SSC(スピードスケートクラブ)」へ。頭角(とうかく)を現したのは、中学1年の時。ジュニアのアジア大会で総合3位の成績を残した。今年の1月には日本代表のジュニア強化選手として、ユース五輪に出場。千m男子では、ただ一人の日本人として世界と鎬(しのぎ)を削った(4位)。

 ○…姉、兄、弟の兄弟全員が「SSC」に所属。趣味は釣り。休日には横浜の海へ、家族と出かける。また、映画鑑賞も一家揃ってがお決まり。ジブリが封切りになる度に、全員でシネコンに足を運ぶ。

 ○…五輪メダルを獲得した日本人は、この種目では2人(個人)。「まだまだマイナーなスポーツ。自分がメダルを獲ることで、多くの人に知ってもらえれば」と、気を吐く。先日のユース五輪で、アメリカ人コーチから言われたことがある。”君は若い時のJR(ジェイアール)(米)の滑りにそっくりだね”。『JR』とは、一昨年のバンクーバー五輪で表彰台に輝いた、トップスケーターのセルスキー選手のこと。「大人とのレースではまだまだ。タイミングよく追い抜きをかけたり、レース展開を読む力をつけたい」。日本のトップジュニアは、幸運の女神も味方につけ虎視眈々(こしたんたん)と”先頭”を狙う。
 

さがみはら南区版の人物風土記最新6

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月11日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月28日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

松が枝町在住 72歳

3月21日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

2月29日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook