相模台地区の地域づくり部会(小川政義部会長)が、高齢者の外出機会創出の一助にと、誰もが立ち寄れる「地域のお茶の間」として設置した『ふらっと相模台』5か所を巡るスタンプラリーを実施している。達成者には記念品の贈呈もあり、楽しみながら参加する人が増えているようだ。
地域づくり部会とは、地域の高齢者福祉に関する事項を検討するため、2016年に市が高齢者支援センターごとに設置。地区の自治会連合会や民生委員児童委員協議会、老人クラブ連合会、地区社会福祉協議会などから選出された委員によって構成されている。年4回以上の会議を実施し、それぞれの地域が抱える課題を抽出。情報提供の方法、高齢者の居場所づくり、移動手段の確保など、解決に向けた取組を各々の部会が進めている。
地域に「お茶の間」を
相模台地区の地域づくり部会が最初に取り組んだのは「閉じこもりがちな高齢者の居場所づくり」。会議で検討を重ねた結果、誰もが立ち寄れる「地域のお茶の間」になりうる居場所を、地域内に作りたいという話になった。そこで高齢者福祉施設などに協力を要請。厚意により無償で曜日や時間を区切ってスペースを借り、『ふらっと相模台』の名称でオープンするにいたった。
当初は3か所だったが、現在は個人宅も含め5か所に増え、買い物帰りの足休めや散歩途中のトイレ休憩の場所として利用されるようになっている。今回のスタンプラリーは、『ふらっと相模台』を広く周知すると同時に、高齢者が外出を楽しめるようにと企画。市内でも初めての試みとなる。
参加者は相模台地区の高齢者支援センター(第1・第2どちらでも可)でスタンプの台紙と地図を受け取り、5か所の『ふらっと相模台』を回る。押印された台紙は、同センターで記念品と賞状に引き換えることができる。
対象は主として同地区内に住む70歳以上の人だが、他地区からの参加も可能。担当者によれば、市内のみならず座間市から参加している人もいるそうだ。実施期限は6月30日(土)午後5時まで。問合せは相模台第1高齢者支援センター【電話】042・767・3888へ。
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