相模原市立桜台小学校(相模台)に併設する「桜台美術館」で6月17日(日)に、女優・左時枝さん(71)が描いた油絵作品の一般公開が行われる。130号の大作や自画像など、42点が壁面を彩る。
左さんが同美術館で個展を開催するのは2010年、16年に続き3度目。10年当時に同小学校の校長を務め、現在も美術館の運営に携わる竹内祥子さんが、同郷(富山県朝日町)出身の幼馴染だったことがきっかけだった。
「小さいながらも、地域で支える美術館。その姿が素晴らしいと思う。また帰ってこられて嬉しい」と左さんは話す。女優として活躍するかたわら、絵を描く楽しさに目覚めたのは20年以上前。夫で造形作家だった故・市田喜一氏に勧められ、『花』を題材にキャンバスに向かうようになった。
「キャンバスの中は何よりも自由」、夫の言葉に夢と勇気をもらい、ヒマワリの裏側を描くなど自由な発想で作品を創造。牡丹を描いた130号の大作「もうすぐ黄昏時」(2015年)は、創作画人協会が主催する「創展」で文部科学大臣賞を受賞している。
今回の作品展では同作はもちろん、「過去に個展に出した記憶がない」という自画像も展示される。一般公開は午前10時から午後3時まで。当日は左さんも在廊予定だ。入場無料。観覧希望者は直接会場へ。小田急相模原駅、相模大野駅よりバスあり。
行き方など詳しくは桜台小学校のホームページでも確認できる。問合せは同小学校【電話】042・742・3674へ。
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