相模原市立相原公民館(戸塚厚生館長)の成人学級生による演劇「一本刀土俵入り」が今月13日、同館大会議室で行われた。
平成21年度に、地域の人たちの生涯学習の場としてスタートした同館の成人学級(久我信俊委員長)。「とにかく何でもやってみよう」を基本コンセプトに、自然観察会や凧作りなどを行っている。そうした中、手作りで地域の人たちと一緒に楽しめればと「芝居」を企画。広報紙への掲載や来館者への声掛けで参加者を募るところからスタートした。
「達成感がある」
集まったのは、平均年齢68歳の芝居経験のない男女各4人の計8人。誰もが芝居に関して、知識がなかったため、久我委員長の知人で芝居経験を持つ石川茂夫さんに協力を依頼。石川さんが長谷川伸の名作「一本刀土俵入り」を基に台本を制作、演出を手掛けてくれることになった。さらに、毎年4月に芝居を開催している「三ケ木青年団」に芝居や大道具などの助力を受け、昨年12月から台本の読み合わせをスタート。小道具、大道具などもすべて自らで作成した。セリフ覚え、5m近い背景、カツラ、二階建ての旅籠づくりなど、苦労も多々あったという。
迎えた本番当日。高部博区長ら約110人が見守る中、迫力ある”味”のある芝居を披露し、会場を大いに沸かせた。「本番もいろいろありましたけど、プレッシャーがある中、芝居経験のない皆さん役になりきっていて素晴らしいものができたという満足感や充実感がありました。多くの方にも観に来ていただいて、地域の人たちを巻き込んでできたことが良かったと思います。今後もこうした公演を考えていけたら」と久我委員長は話した。
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