子どもの読書活動優秀実践団体 藤野小が文部科学大臣表彰 ブックショップなど独自の教育が評価
子どもの読書意欲を高めるために特色ある活動を行っているとして、藤野小学校(福川裕史校長)がこの程、文部科学大臣表彰を受賞した。同校では、全校児童がクラスごとに参加し、お店形式で本を紹介し合う「藤小ブックショップ」を実施する他、図書ボランティアなどを採用。そうした独自の企画や地域と一体となった取り組みが評価され、今回の受賞につながった。
同表彰は子どもの読書の意欲を高めるために、特色ある優れた活動を行う学校・図書館・団体・個人等にその取り組みを称え、文部科学大臣が表彰するもの。23年度は県内から3団体と藤野小、桜丘小(大和市)、平塚工科高校が選ばれた。
藤野小学校では、読書に関する児童の実態把握に向けたアンケートを昨年に実施。調査では取り組み後に、児童が選ぶ本の種類に広がりが見られるという傾向があった。同校では、さらに【1】読書に親しみ進んで手に取る【2】本の面白さに気づける【3】読書を通じ思いや感動を表現し仲間に伝えられる、という『児童像』を実現しようと、学校図書館図書整理委員や図書ボランティアといった市職員や地域住民との連携を図りながら読書活動を推進している。
また、2年前から「藤小ブックショップ」を毎秋に開催。本屋や紙芝居・劇・読み聞かせなど、本に携わるお店をクラスごとに設定。そこで本を紹介し合うことで、本に親しむことを狙いとしたユニークな企画にも取り組む。毎回児童だけでなく、地域住民にも公開され、子どもならではの観点から本が紹介されることもあって、好評を博している。
藤野小では「本校では校内研究指定校として、読書活動に重点的に取り組んでいます。今後も子どもの成長を豊かにする読書活動に力を入れて取り組んでいきたい」と話している。
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