300人から輪、広がれ 夏の節電対策 みどりのカーテン
今夏の電力供給の低下に備え、全国的に進められている節電対策。ゴーヤなど、つる性の植物を育て、日よけ代わりにする「みどりのカーテン」は身近な取り組みとあって市内でも関心が高いようだ。先日行われた「みどりのカーテン栽培講習会」(公益財団法人相模原市みどりの協会主催)には300人以上が参加。告知をすると希望者からの電話が鳴り通し、またたく間に定員に達するなど、過去にない反応があったという。
同協会では平成20年度から、みどりのカーテン普及事業を実施。講習会やモデル地区事業を行うなど、普及・啓発活動に取り組んできた。今回の講習会もその一環。市がこのほど策定した節電対策基本方針で、市民の取り組む事業として壁面緑化の推進を挙げたことから、これまでのノウハウを活かす形で開催した。
講習会は2日間、各2回の計4回行われ、合計300人以上が参加。休憩時間も質疑応答に充てられるなど、参加者は熱心な様子だった。「早速、家でチャレンジする」という声も多く、簡単に育てられる手軽さから、「周辺へ輪が広がれば」と期待を寄せる。
600人分配布
さらに同協会では、今月18・19日(土・日)に相模原北公園・麻溝公園で行われるアジサイフェアで600人分のゴーヤの種とネットを配布する(両日両会場とも正午〜/先着順)。同時に育て方のパンフレットを配布、栽培に関する相談コーナーも設置する。担当者は「みどりのカーテンだけで大幅な節電は難しい。それでも毎日育つゴーヤは家族の話題になるし、実が成れば、食べることもできる。トータルで自然に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。問合せは同協会【電話】042-777-2860へ。
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