待機児童解消へ７園新設 来春開所で定員530人増
相模原市はこの程、平成24年度認可保育園の入所案内を発表した。
来年度、新たに開所する保育所は緑区内２園を含め計７園。市内の保育所は82園まで増加する。新設が決まっている保育所はいずれも私立。定員枠は合計で４７０人に達し、千代田保育園（中央区）の分園と二本松保育園（緑区）の増設と併せ、来春には定員枠が５３０人まで増加する。
今年４月に市が発表した待機児童数は約４６０人。今回の新設で数字のうえでは、市が目標として掲げる「待機児童０」へ届くこととなるが、「そう単純にはいかない」と市保育課では話す。その理由として挙げられるのが申込者の増加。「子どもを預けられるのであれば、働きたい」という潜在希望者は多く、枠が増えれば、その分待機児童数も増加するという。さらに待機児童の約７割は０歳〜２歳の乳幼児であり、「待機児童の年齢が偏っていることなどもあり、数の通りにはいかない」と説明する。
市では、今後２年間で保育所の集中的な整備を計画しており、約１０００人の定員増を目標に掲げている。その内容として、来年度の５３０人の枠拡大に加え、平成25年度にも新たに保育所の新設などを予定。ここでさらに４７０人の枠を設け、待機児童の大幅な減少をめざしていく。
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