相模原市津久井消防署(大戸進署長)は11月17日、JR相模湖駅、隣接する桂北公民館で、「相模湖駅集団救助事故対応合同訓練」を行った。
この訓練には、津久井消防署だけでなく、JR東日本、津久井警察署、同公民館の4機関70人が参加。消防と警察での合同訓練は定期的に行っているものの、民間を交えての合同訓練は初の試み。3月の東日本大震災の際、相模湖駅付近で電車が止まり、多くの帰宅困難者が生まれたことから、同公民館が一時避難場所として提供された。そうした経緯もあり、大規模災害時に、他機関との連携活動の重要性が再認識されたことから、今回の実施に至った。
訓練は、相模湖湖上祭で駅構内が混雑し、ホームの階段で利用客が将棋倒しになり、多数の負傷者が発生したことを想定。負傷者の救出、救護、治療・搬送、情報収集など、優先順位をつけるトリアージを行い、負傷者の病院を選定するまでの訓練を実施した。消防署では「初めての訓練だったが、関係機関同士の連携も確認でき、組織の垣根を越えた関係を構築できた。実災害時に安全な救出活動につながっていく」と手応えをつかんでいた。
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