橋本出身のモーターサイクル・ロードレーサーの小山知良選手(28)が、今シーズン主戦場としていたスペインでのシーズンを終えこのほど、帰国。本紙の取材に応えてくれた。
―慣れ親しんだ125ccクラスから、今年新設された600ccクラスのスペイン選手権を中心に、全日本選手権や世界グランプリロードレースにもスポット参戦。スペインで年間ランキング3位、10月には全日本で7年振りに優勝を飾りました。今シーズンを振り返ってみて、いかがでしたか。
今年から600ccにスイッチし、未知の世界でテスト不足もあり不安もあった。チームの総合力のおかげで、レースの度に成長できたかなと思います。日本でレースにも出れて、しかも結果を出せた。スペインでも3位に入ることができたし、収穫の多い1年でした。
―10月の全日本での優勝後、スペインでのラスト2戦が雨というコンディションの中でのレースでしたが。
今シーズン、ずっとドライが続いていたので厳しいレースでした。僕は、体重が軽いので、加速でタイヤがすべると押さえ込むのが苦しい。ポイント争いのライバルと差があったのですが、雨が得意な選手だったので、最初のレースは6位でもポイントを詰められた。最終戦は、得意のコースでしたがチェッカーを受けるまでは分からない状態。順位争いが団子の中、ライバルに気をつけながら、リスクを避けながらの我慢のレースでした。結果は10位でしたが、総合の年間ランキングが大事だったので。スペインは全部で7戦なので安定性が重要。ポイントを落としてはいけない中で、転倒が0。改めて転倒してはいけないと思いました。
―来季への抱負を。
今季ランキング3位でも、まだメーカーもチームも決まっておらず、不況でスポンサーもついていない。声を掛けてもらっているところもあるので、うまくいけばスペインかなと。今年学べたことが多かったので、それを活かして、ぜひチャンピオンになりたいですね。
さがみはら緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
川柳募集3月28日 |
|
|