はやぶさ2をグルメで応援 予算削減報道を受け、地元一丸でエール
小惑星探査機「はやぶさ2」計画を盛り上げようと3日、相模原市と淵野辺駅北口の商店街・にこにこ星ふちのべ協同組合とが協力して「はやぶさグルメで、地元からJAXAにエールを送ろう」と題した応援イベントを桜美林大学プラネットキャンパスで開催した。会には、JAXAや映画関係者も多数出席。グルメを試食しながら計画の実施を誓った。
今回の催しは「はやぶさ2」の予算削減が報道されたことに端を発し、同組合と市が一丸となって計画を後押ししようと企画。「銀河をかけるまち」を掲げる同組合では、昨年末に関係者がはやぶさ関連の映画に出演したことを機に、はやぶさをあしらったグルメやグッズを有志で開発・販売するなど、まちを挙げてJAXAを応援している。
会には、はやぶさ2のプロジェクトマネージャー・吉川真氏やはやぶさのリーダー・川口淳一郎氏、的川泰宣JAXA名誉教授らも出席。テレビ局などが多数詰め掛ける中、行われた。川口氏は冒頭、前回帰還したはやぶさについてスライドで振り返りながら「高いところに上るには、挑戦しないといけない」と述べると、加山俊夫市長も「子どもたちに夢と希望を与え、世界中に相模原市を発信してほしい」とエールを送った。
その後は、「いとかわカレー」など5つのグルメの試食とグッズの披露が行われた。出席者には、2月3日の節分にちなんで用意された恵方巻きが振舞われた。後半には松竹映画のPRゆるキャラ「はやぶさくん」も登場し、会場を盛り上げた。
吉川氏は、来年度には国から予算をつける意向を示唆した上で、「重圧を感じるが、はやぶさの二番手でなく、次のステップとして頑張りたい」と決意を示した。同組合の茅明夫理事長は「はやぶさ2が帰還する2020年まで(グルメとグッズの企画を)続けたい」と意気込みを語った。
はやぶさ2は2014年の打ち上げを予定している。
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