区のまちづくりの方向性や地域活動を活性化するための方策を話し合う区民会議。緑区区民会議ではこれまで、まちづくりの基本的な指針を示す「緑区区ビジョン」策定に向け、協議を進めてきた。その素案がこのほどまとまり、発表と共に、区民からの意見を募集する「緑区区ビジョンフォーラム」を5日、ソレイユさがみで実施した。
政令指定都市移行後、市民協働により、新たなまちづくりの仕組みとして発足した緑区区民会議。区のまちづくりの方向性や地域活動の活性化を図るために、市長からの諮問を受け、「緑区区ビジョン」の策定に向けて、分野別によるグループワークなどの協議や「区ビジョンフォーラム」を開催してきた。
そうした中で、出来上がったのが今回の区ビジョンフォーラムで発表された素案だ。素案で掲げている将来像は「地域の個性が輝き 活力あふれる交流のふるさと緑区」。その将来像の実現のために、リニア中央新幹線や津久井広域道路などの整備を活かした公共交通網や拠点の形成を図る『未来を拓く道』、水源環境の保全を図ると共に、水源地を活かした観光資源など「水源地の魅力」を発信する『やすらぎの水源』、いきいきとした「市民力」を活かし、地域のイベントや健康ウォークなど区民交流を促進する『いきいき交流』の3つの重点プロジェクトを推進していくという。
7つの基本目標
同時に、取り組むべき施策を盛り込んだ7つの基本目標も掲げられている。【1】道路・交通・都市基盤・土地利用の整備【2】産業・商業・工業・観光・農林業の推進【3】安全・安心なまちづくり【4】健康・医療・福祉・いきがいづくりの推進と充実【5】教育・文化の充実と振興【6】自然・生活環境を踏まえたまちづくり【7】区民交流・区民主体のまちづくり。
この「素案」が発表されたフォーラムには、約60人が参加。その概要に耳を傾け、「再生可能エネルギーの普及に向けた取組の強化」「地産地消推進の具体化」「リニア中央新幹線の中間駅を橋本駅に誘致することへの課題」などの意見が寄せられていた。
この素案は、現在区のホームページや区役所、公民館、各まちづくりセンターで閲覧することができる。今後は、今回のフォーラムで挙がった意見や10日まで募集しているパブリックコメントを踏まえて区民会議で話し合い、3月下旬を目途に「区ビジョン」をまとめ、市長に答申する予定だ。
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