津久井地域唯一の女性防犯ボランティア団体「津久井矢車草女性の会」(兼久ユリ子代表)が、津久井警察署から委嘱を受け、昨年11月から2台の青パトで地域を巡回している。女性団体が青パトの委嘱を受けるのは県内初。
青パトは警察署に申請し、自主防犯パトロールを適正に行えると認められた団体が車両に青色回転灯をつけて巡回出来るシステム。 津久井矢車草女性の会は、高齢者や小さな子どもなど弱者の目線、女性特有のきめ細やかな配慮を活かした防犯活動を行う組織として、昨年6月に発足。以後、年金支給日である偶数月の15日には、振り込め詐欺撲滅を訴えるなど、積極的な活動を行ってきた。
そうした活動の延長の中で「地域の防犯を強化したい」との意向から、会員が青色防犯パトロールの講習会を受け、昨年11月に津久井署から正式に青パトの委嘱を受けた。現在2台ある青パトで1台は週末、1台は月2度の巡回をそれぞれ実施。兼久代表は「今後は、より高い防犯活動につなげるため、巡回ルートや日時を検討していきたい」と話している。
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