神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

“バードカービング”の展覧会を地域内で 開催している 清水 東次さん 緑区小原在住 68歳

公開:2012年3月15日

  • LINE
  • hatena

木片に鳥の命を注ぎ込む

 ○…ジェルトン材という木片を、木の温かみを活かして彫り上げ、アクリルの絵の具などで細密な彩色を施していく。その鳥の彫刻はまさに本物そっくり。アメリカが発祥の地といわれる「バードカービング」。近年は趣味としてだけではなく、鳥類保護の観点から博物館などに展示する実物の剥製の代用品としても使われている。「いかに本物に近いものに仕上げられるか、毎回楽しみです」。1羽に要する製作時間は1〜3ヵ月。元来凝り性で、彫刻や色塗りに集中すると、5〜6時間続けて作業することもしばしば。「続ければ続ける程、その奥の深さを実感します。相模湖は野鳥の宝庫なので、地元に生息する鳥をもっと観察し、くちばしや足など細部まで正確に表現出来るようになりたい」と力作の数々を見せてくれる。

 ○…バードカービングと出会ったのは4年前。奥さんの勧めで八王子の教室に通い始め、今までシジュウカラ、メジロ、カワセミなど約60作品を彫り上げた。昨年は教室の仲間との共同作品展の他、小原本陣祭や相模湖文化祭などでも展示会を開催した。「妻はステンドグラスが趣味なので、バードカービングと一緒に、夫婦展示会を開催できればいいですね」

 ○…定年までは旧相模湖町役場に勤務。小原宿活性化推進会議の役員の他、もう一つの趣味である盆栽の同好会「相模湖さつき愛好会」など、地域活動に積極的に参加する。「小原は本陣が残る県内唯一の貴重な財産を持っています。そして何より温かい人が多く、地域の結束が強いのが嬉しいですね」と話す。

 ○…これからの季節は手塩をかけて育てた春の花々が、自宅の庭を鮮やかに彩る。その庭を毎年Gwには開放している。すると、国道20号から相模湖ICを通る観光客が良く立ち寄るという。「きれいな花々に私の彫った鳥たちが飾られますので、ぜひ見にいらして下さい」と話してくれた。
 

さがみはら緑区版の人物風土記最新6

原 幸治さん

橋本図書館の館長を4月1日から務める

原 幸治さん

中央区在住 56歳

4月25日

椎橋 薫さん

緑区長に4月1日に就任した

椎橋 薫さん

中央区在住 57歳

4月18日

金成 保廣さん

第14代相模原北警察署の署長に3月19日付で就任した

金成 保廣さん

相模原市在住 59歳

4月11日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月4日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月28日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook