今年創立45周年を迎える大沢少年少女鼓笛隊の会長を務める 藤岡 奈緒さん 緑区大島在住
見守り手助けしていくのが役目
○…「古い歴史がある隊なので、その伝統を引き継ぐようにしていくだけですよ」。地域のお祭りやイベントに参加し、息のあった演奏で観衆を魅了し続けている大沢少年少女鼓笛隊。45周年を迎える節目の今年度から会長に就任する。「自分たちで学んでいる子どもたちにあれこれいうのではなく、音楽を通して成長していくのを見守りながら、手助けをしていきたいですね」と抱負を語る。
○…大沢地区に住む小学1年生から6年生で構成される同鼓笛隊。45年の歴史の中で、170人近くが所属していたことも。現在は20人体制で活動を行う。今後の練習の予定やイベント参加時の打ち合せ・調整など、事務方を引き受ける。「子どもたちが明るく悔いの残らないような活動ができるように、良い環境づくりをしてあげたい。私自身も悔いの残らないようにしないと」と笑顔で語る。
○…隊には、3年生と6年生の2人の娘さんも所属する。友人の誘いでお子さんを連れて発表会を観に行ったものの、その時は興味を示さなかった。その後、上溝祭りで隊のパレードを観て、上のお子さんが入りたいと言い出した。すぐに練習を見学。「雰囲気がすごく良くて、楽しく過ごしてたんですよ」。その場で入隊した。「音楽を心から楽しめて、熱中できるのがこの隊の魅力。うちの娘たちも本当に楽しそう。それも指導してくれている先生方や、保護者の方たちのおかげ。本当に感謝しています」
○…実は自身も学生時代は吹奏楽部に所属。娘さんが「入りたい」といった時は感慨深かったそう。今では、ご主人と演奏を観に行くのが楽しみ。「すぐ感動して号泣しちゃうんですよ」と照れ笑い。4月は、大沢地区の桜まつり、市民桜祭りと出演が続く。秋にはドリル大会、2月には45周年の発表会も控える。「節目の発表会は、皆さんと相談しながら盛大にやりたいですね」。地域に根ざした伝統ある隊を影で支えていく。
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