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城山高校 "咢堂桜"今が最盛期 米国から里帰り 珍種のギョイコウ

教育

公開:2012年4月26日

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緑と黄色の花を咲かせるのが特徴(4/20撮影)
緑と黄色の花を咲かせるのが特徴(4/20撮影)

 県立城山高校敷地内の一角にひっそりと咲く”咢堂桜”。旧津久井町出身で”憲政の神様”尾崎行雄が100年前に米国に贈った桜を枝分けして、持ち帰られたたもの。ギョイコウという珍しい品種で、ソメイヨシノよりも開花が遅く、今週末に最盛期を迎えるという。

 尾崎行雄が東京市長時代の1912年に、ワシントンポトマック河畔に3000本もの桜を贈ってからちょうど1世紀。咢堂桜と名付けられたそのワシントンの桜を、30年前に米国と所縁のある足立区が区政50周年を機に持ち帰った。それを郷土の偉人の功績を広めようと活動する「尾崎行雄を全国に発信する会」が枝分けしてもらい、その10年後に同校の一角に植樹。同校以外にも、32本が津久井地域の小中高校や公的機関などに植えられている。

 野球場とテニスコートの間にある城山高校の咢堂桜は、高さが約7mあり、ギョイコウという珍しい品種。ソメイヨシノに代表される一般的な桜とは異なり、緑や黄色の花が咲き、散り際に花が赤く変色するのが特徴だ。また開花が遅く、最盛期を迎えるのは4月下旬。今まさにその時期を迎え、同校の生徒、教員も楽しみにしているという。

郷土の偉人を学習

 同校では、尾崎がアメリカに桜を寄贈してから1世紀を迎えることから、地元出身の偉人を知ろうと「朝の学習の時間」の題材で取り上げ、同会主催の弁論大会にも参加。今秋には校内で咢堂の展示会も予定している。関明校長は「郷土の偉人に誇りを持つと共に、尾崎の弁舌に習い、生徒にコミュニケーション能力を学んで欲しいと思っています」と話している。
 

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