大沢地区で太極拳教室を開催するなど高齢者の介護予防の普及に取組む 神田 実穂さん 緑区下九沢在住 40歳
楽しく継続”健康予防”
○…大沢地域包括支援センターで、高齢者を対象とした介護予防事業を担当する。介護関係の仕事について15年余り。3年前から北総合体育館や大沢公民館で開催する、介護予防教室や太極拳教室には、毎回50人近くが参加。健康面だけではなく、高齢者間の交流促進にも寄与している。「健康維持には運動や食事などで予防することが大切ですが、深刻に考えず楽しく続けられるのが基本です。皆様の要望を聞きながら、活動を決めていきます。多くの方と知り合いになれるので、気軽に参加して欲しいですね」と呼びかける。
○…約1万2千世帯が暮らす大沢地区。高齢者率は約20%と緑区内では高くないものの、自治会や老人会、高齢者向けサロンなど高齢者を対象とした活動が活発だ。そうした中、60歳以上の地域住民を対象に、行なって欲しい「健康長寿のための催し物」のアンケートを実施。現在回収中で、結果が出た際には、北里大学の助言を仰ぎながら、秋にイベントを開催したいという。「昔からの住民に加え市営団地があるので新住民多いのですが、両者の交流は良好です。この良い風土を引き継ぎ、高齢者が住みやすい街づくりのお手伝いがしたいですね」
○…大沢には横浜から10数年前に移住。環境の良さに加え、近所の人の何気ない心配りや、温たかさに何より感動した。以後、民生委員、公民館の役員など、地域活動に積極的に参加する。「この地区には、地域を愛する昔ながらの良き日本の姿がまだ残っています。本当に暮らしやすいですよ」と嬉しそうに笑う。
○…家庭では20歳の長女と、高校2年生の次女の母親。友だちのようなフランクな関係で、遠慮なく何でも話し合える間柄だという。2人とも母親の影響からか、現在看護系の道を模索中。「人の役に立てるのは素晴らしいことです。また、女性でも手に職があると、強いですからね」と、笑って話してくれた。
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