神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

市民団体アプフェル 「放射線から命を守ろう」 30日 住民つなぐ学習会

公開:2012年6月28日

  • LINE
  • hatena

 「子どもを守りたい」という共通の想いで教職員と保護者がつながればと今週末30日(土)、「放射能から自分とみんなを守るための放射線授業と交流会」が杜のホールはしもとで開催される。講師には、「子どもたちのいのちを守るための放射線学習」に取り組む現役の教諭・青島正晴さん(横浜市立小学校)。小学生でもわかる授業を展開し、現場で起きている放射能にまつわる問題の共有を目指す。

 主催は「放射能知って子どもを守る会アプフェル」(山本裕子代表)。同会は放射線測定を自分たちで行い、正しい情報を知ることで対策や悩みを語り合おうと今春結成された。メンバーのほとんどは母親たち。測り続けて、「身の回りにはいつまでも放射能がある」ことがわかった。だからこそ「給食の食材は大丈夫かと心配し、運動会で土ぼこりを吸うにもやきもきする」が、そのような不安を口に出しにくい風潮もある。

 同会は今春、市内の幼稚園や保育園を訪ね、子どもの内部被爆への取り組みの話を聞いた。すると、親と同様に子どもの安全性を危惧し、放射線について正しい情報を得たいと思う教職員も少数いることに気付いた。「親と同じような想いでいるならば手をつなぐべき。集まってつながれば社会を変えていく力になる」と山本代表は感じたという。

 青島さんが立ち上げた団体「放射線教育を考えるネットワーク」では、放射線について正しい知識を持ち、内部被爆から子どもを守る方法を考え、市民の側から大きなムーブメントを起こそうと活動している。この存在を知った山本代表は5月に団体に参加。つながりが生まれたことから今回の講演となった。「命が守られる社会の仕組みを作るためにこそ、市民が動く必要がある」と山本代表は話す。

 当日は、「放射線はどんなものか」「普段の生活で気をつけることは」などをクイズ形式で紹介。小学生が母親と一緒に聞いてもわかる授業を展開する。「本当のことを、お母さんにも子どもにも伝えていきたい。現場の先生に質問したい人は来て欲しい」と山本代表は来場を呼びかける。時間は午後2時〜4時。参加費300円(学生無料)。要事前予約。交流会も有。詳細や予約は【携帯電話】070・5032・1502山本さん。
 

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

4月4日

イノベ創出、連携に期待

JR東海

イノベ創出、連携に期待

橋本駅南口に拠点開所

4月4日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook