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開所から1年 緩和ケアの病棟の果たす役割とは 医療レポート 理想的な最期を迎えるための舞台
「相模原協同病院」(相模原市緑区橋本2の8の18、高野靖悟病院長)は、県北・多摩エリアの総合病院として、長年にわたり地域中核病院の役割を担ってきた。
その同院の緩和ケアの病棟は昨年8月の開所から1年が経過。これまでに100人以上の患者が利用している。主に終末期の症状緩和などに対応し、医師、ソーシャルワーカー、薬剤師といった専門職によるチーム医療で一日のプログラムを相談しながら、患者のその人らしい生活を送れるように支援するための施設となっている。
この4月から同病棟の担当部長に就任した小池拓也医師は「治療がなくなり、一般病棟で入院を続けられない人がいくところというイメージがまだまだ強い」と話す。では、同病棟の果たす役割とは。それは、理想的な最期を迎えるための舞台――。「がんの根治ができなかった場合、悪化によって出現するであろう苦痛症状の緩和ケアが主体になります。そのために、まずは自分の病名、病状を正確に知ること。そして、限られた最後の時間をただ”死”を待つのではなく、症状緩和に特化し、限りある命を”目的をもって過ごす”ために支援する場所。それが緩和ケアの病棟の役割です。終末期に入って考えるのではなく、早期から後悔のないよう見通しを持って抗がん治療を受けるのも大切です」と小池医師。
同病棟に関する問い合わせは、同院まで。
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