全国定時制通信制高校剣道大会女子の部に県代表として出場する 高橋 里沙子さん 津久井高校2年生 緑区城山在住
攻めのスタイルで勝利を
○…6月の全国定時制通信制高等学校剣道大会神奈川県予選の女子個人戦で優勝。全国大会への出場を決めた。2本先取方式で行なわれた今大会。初戦、2回戦と危なげなく2本を決めて圧勝。準決勝では強豪選手とぶつかり、苦戦したものの、小手で1本を決め決勝進出。決勝では延長戦の末、見事な面が決まり、初優勝を果たした。「高校生になって初めての大会で、準備不足もあり、かなり緊張しましたが、試合では強い気持で望めたのが良い結果につながったのでは」と冷静に大会を振り返る。
○…剣道を始めたのは相模丘中学校の部活から。3年生の時には、地域代表に選ばれるほどの実力をつけるまでに。ところが、高校には剣道部がなかったため、近所の道場へ。「高校の大会にも出場したい」。その思いが日増しに強くなり、中学時代に一緒に汗を流した幼馴染と2人で先生に直訴し、剣道部を創設した。部員2人ながらも、お互い切磋琢磨して剣の腕を磨く。「攻めて、攻めて、打ち勝つのが自分のスタイル。今後もこの形は守っていきたいです」
○…普段はお喋りが大好きな女子高校生。昼間はアルバイトの他、今春から地域の小学校に訪問し、算数などをボランティアで指導している。「生まれ育ったこの地域が大好きです。将来は婦人警官として、地域に貢献できれば」と目を輝かせる。
○…8月6日から日本武道館で開催される全国大会は、全国から約200人の強豪が出場。厳しい連戦が続くことを想定して、週2回の道場での稽古の他、走り込みや筋トレなど自分で特訓メニューを決めて、厳しい練習に取り組んでいる。先日は道場の紹介で、大学の剣道部の練習に参加させてもらい、実力が上の選手と稽古もした。「初めての全国大会なので、どこまで出来るか判りませんが、周囲に期待して頂いているので、ぜひとも優勝したい」と力強く話してくれた。
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