「青根DEアオーネ・あそびと学びの会」の代表 山口 増男さん 緑区青根在住 54歳
「青根の自然を伝えたい」
○…今年3月に設立した「青根DEアオーネ・あそびと学びの会」。青根の自然に魅せられ、農業体験や水源地学習などを行う麻布大学の学生やOB、教授で構成する「あおざね社中」と地元の「青根山王会神輿会」のメンバーで創設された。現在の会員は50人余り。青根の自然・文化・生物などの学習とその成果を広く発信する活動を行っていく。「大勢の麻布大の若者がこの地に興味をもってくれたことで、過疎と高齢化が進む青根地域の子どもたちとの交流の場が増え、嬉しく思います」。今後は、地域の小学校に落語家を呼ぶなど、文化的な活動も行っていきたいという。
○…会の設立前の正月には、プレイベントとして十数年ぶりに矢倉を建てて、本格的などんと焼きを実施した。8月14日には道志川などで水源林の散策と安全講習会を開催する。「多くの子どもたちに、青根の自然やそこに住む生物の素晴らしさを知ってもらうと同時に、安全に遊ぶ方法を学んでもらいたい」と参加を呼びかける。
○…長年地元少年野球の監督を務め、毎年県大会に出場するほどの地域有数の強豪チームに育て上げた。「ほとんど無名のチームが、遠方のチームから練習試合の申し込みが殺到し、ハワイまで遠征試合に出掛けとこともあったのですよ」と懐かしそうに話す。過疎地で子どもが少なくメンバー集めなど苦労も多かった。それでも、子どもの成長を身近で感じられる日々に充実感を得ていた。
○…「青根の自然の素晴らしさ知ったら、他の地域には住めません」と、故郷青根を愛する気持ちは強い。現在は祖父母、両親、お嫁さんと次男、長男夫婦に5歳と4歳の女の子の孫の4世帯の大家族で暮らす。「今の楽しみは2人の孫と一緒に遊ぶこと。ただ、同じ年代の子どもが地域にほとんどいないので、いろいろな経験を積ませるためにも我々大人が出来ることをしていきたいですね」
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