民間交流、花開く展覧会 故宮博物院の逸品、複製で
相模原市内の芸術振興団体「相鑑舎」は、10月3日(水)から11月30日(金)まで、ギャラリーエイチアート(中央区宮下2の11の4)で、故宮博物院収蔵作品の複製画展を入場無料で行う。これは芸術のまちづくりを民間レベルで進める市民有志が、人脈と技術を持ちより企画。日中国交正常化の節目の年に結実させた文化交流となる。同院作品を複製画で展示するのは、全国初の試み。
展示するのは、北京、台北、遼寧省にある故宮博物院収蔵作品4000点のうち、選りすぐりの40数点の複製画。国内はもちろん、中国でもなかなか鑑賞できない名品ばかりだ。
主催は、中国南京で複製画の製作・販売を手掛ける(株)ファンタックと高度な印刷技術を持ち、相鑑舎の運営を行う(株)ハシモトコーポレーションの2社。日中国交正常化40周年を記念し行う。同院収蔵作品の複製画を国内で展示するのは全国初となる。
今回の展示会の特徴は、民間の人的・技術的交流が基になっている点。高い複製技術を持つ日中双方の民間企業が協力し、芸術・文化を愛好する市民のマンパワーに支えられて実現した。
相鑑舎では10月に相模原市と姉妹都市関係の中国無錫市の美術館などを巡る「中国アートの旅」や同市書画院との交流展も行う。民間レベルでのつながりをさらに深めていきたい考えだ。相鑑舎代表理事でハシモトコーポレーション社長の橋本欽至氏は「文化を通して、日中間の交流が一層活性化する契機となってほしい」と話した。
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