緑区の将来像が描かれた、区民と行政が協働で進めるまちづくりの指針となる「相模原市緑区区ビジョン」が8月、策定された。今後は、このビジョンをもとに、区民会議でどのようにまちづくりを進めていくかを具体的に検討し、実現を図っていく。
区ビジョン策定へ向けて動き出したのは、2010年7月。区のまちづくりの方向性や地域活動の活性化を図るために、市長からの諮問を受けた区民会議で審議を進めてきた。今年2月には素案がまとまり、区ビジョンフォーラムで発表。パブリックコメントなども募集し、3月に市長に答申。8月に策定に至った。
「区ビジョン」は、2月の素案がほぼ反映される形で策定。区の目指す将来像、重点プロジェクト、7つの基本目標(表参照)等がまとめられている。その中で、将来像は「地域の個性が輝き 活力あふれる交流のふるさと緑区」と決定。それぞれの地域が育んできた伝統や文化、豊かな自然を守り育て、地域の個性が光り輝く”緑区らしさ”を創造し、次代に引き継げるまちづくりを進めていくという。
また、重点プロジェクトとしては【1】「未来を拓く道」【2】「やすらぎの水源」【3】「いきいき交流」を挙げる。【1】リニア中央新幹線や津久井広域道路などの整備を活かした公共交通網や拠点の形成。【2】水源環境の保全を図り、水源地を活かした観光振興など”水源地の魅力”を発信。【3】いきいきとした”市民力”を活かし、地域イベントや健康ウォークなどの区民交流を促進していくといったものだ。
この区ビジョンの期間は、2012年度から2019年度までの8年間を予定。7月に10人の委員が新たに加わった第2期の区民会議を中心に、区ビジョンで掲げた取り組み等をまちづくり会議等と連携を取りながら、行政と協働で事業推進方策を検討していく。区地域政策課では「区民会議、まちづくり会議等と行政が協働して区ビジョンの具現化のために随時進めていきたい」と今後に向けて話している。
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