さがみはら緑区版 掲載号:2012年9月20日号
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「戦中戦後を歩いた学童達 記憶をたどる手記」を上梓した同世代友栄会の代表 柳川静德(やすのり)さん 緑区川尻在住 79歳

「あの体験を歴史として残して」

 ○…「本当に良いものができたと思っています」。同世代の人たちが集まり、社会貢献、福祉活動などを行っている同世代友栄会の代表を務め、その一環で「戦中戦後を歩いた学童達 記憶をたどる手記」を上梓した。昭和初期生まれの区内在住者に、先の戦争の体験談を綴ってほしいと協力を求めた。空襲、食糧不足、科せれられた重労働…。当時の生活や想いなど、自身を含めた90人の体験が200頁にわたって記されている。

 ○…製作には自身が中心となって動いた。1軒1軒訪ね歩く。筆が進まない人、字数がおさまらない人など、編集は簡単には進まない。1年以上かけて完成へと辿り着いた。「あの体験を知ってもらい、2度と起こさせてはいけない。それを伝えていかなければ」。その想いが体を突き動かした。当時の体験者も少なくなり、時間は限られてきた。「歴史として残してほしい」。本を市内の小・中学校、公民館、図書館に寄贈した。

 ○…生まれも育ちも城山。多感な少年時代、その城山で機銃掃射を受けたり、食料不足といった過酷な日々を過ごした。戦後、新制中学を出た後、会社員に。35歳の時に料理の世界へ転身。自身の名前をつけた料亭を始めた。「絶対にやり遂げてみせる」。ゼロからのスタートながら、その心意気で地域を代表する店にまで成長。城山商工会の会長も務めた。現在は、店を息子さんに譲り、「小松・城北」里山を守る会や地域の老人会の活動に汗を流す日々を送る。

 ○…楽しみは、たまの息抜きで仲間とやるゴルフ。今でもドライバーは200ヤードを越え、周りを驚かせる。”ちょっと飲みに”と小田原まで出かけることもしばしば。もうすぐ傘寿とは思えないそのバイタリティー。「今度は小さなお店をやりたいな。自分の畑で採れた野菜とかを使って、地元の人たちとゆっくり話しながらね」と、その意欲は衰えを知らない。まだまだ地域に必要な存在だ。
 

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