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根小屋地区尻久保川 ホタルの住む環境再生へ 地域住民が児童と協働で

公開:2013年6月27日

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プロジェクトにあたる内山さん(左)牟田さん(中央)弥永さん(右)。下は川で撮影されたゲンジボタル(6月9日撮影)
プロジェクトにあたる内山さん(左)牟田さん(中央)弥永さん(右)。下は川で撮影されたゲンジボタル(6月9日撮影)

 緑区根小屋の地域住民と根小屋小学校児童たちが、尻久保川の「ホタル再生プロジェクト」に取り組んでいる。昨年から川の清掃活動や湧水が出る池の整備などを始め、今年になって10匹ほどではあるものの、ホタルの姿が確認され、6月7日から10日まで鑑賞会を行った。

 根小屋地区を流れる尻久保川は、40年近く前はホタルが乱舞していたという。その後「小田急レークタウン」の宅地化や工場の進出、護岸工事等が行われたことによって、次第にホタルの姿は消えていった。そうした中、近年、川にホタルの餌となるカワニナが生息していることが市の調査によって判明。ホタルが住む環境を取り戻そうと、レークタウンに住む牟田宗夫さん、内山友之さん、弥永幸雄さんが中心となって、プロジェクトを立ち上げた。

 3人は、根小屋小学校の登下校時に街角で児童たちを見守る「守レンジャー」として活動を行っていた縁から、同小学校の総合学習”ふるさと創生活動”の一環として取り組んでいる川の清掃などに参加。地権者の協力も得て、川の畔にある湧水が出る場所を「ホタルの池」として整備し、児童たちと柵を設けたり看板を作ったりとプロジェクトを1年かけて進めていった。最近になってゲンジホタルが10匹ほど生育していることがわかり、6月7日から10日まで児童や地域住民を招いて鑑賞会を実施した。

 3人は「今までいなかった場所で10匹も飛んでくれて、取り組みの成果があったのかなと思う。もう時期は終わりなので、来年に備えてさらに環境を良くするよう整備していきたい。ベンチを設置したりと地域の方たちの憩いのスペースにもしていければ」と来年に向け、意欲をみせている。
 

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