八木愛莉さん・美優さん小島大地さん カヌー国際大会に挑戦 「相模川から世界へ」胸に
区内在住の八木愛莉(あいり)さん(18・早稲田大1年)・美優さん(15・城山高1年)姉妹と、小島大地さん(17・橋本高3年)の3選手は、7月17日からスロバキアで開催される「カヌースラローム・ジュニア・U―23世界選手権」に日本代表として出場するため、7月5日に加山俊夫相模原市長を表敬訪問した。「相模川から世界へ挑戦したい」と3人は加山市長へ意気込みを話した。
3選手が出場するのは、カヌー競技のスラローム(川に設置されたゲートを番号順に漕ぎ下るタイムトライアル)という種目で、昨年から年に一度開催されているジュニアと23歳以下の世界選手権。八木愛莉さんは昨年と今年の国内3大会でポイント上位3位以内に入り、今回23歳以下の世界選手権に出場する日本代表に選出された。愛莉さんの妹・美優さんと小島大地さんは、昨年の国内大会と今年のNHK杯、ジャパン杯第一戦の結果などから、ジュニアの日本代表に選ばれた。
3歳から相模川で
3選手とも、城山の萌明(ほうめい)幼児館カヌークラブ(海渕之郎代表)に所属。同クラブは、昨年ロンドン五輪に出場した海渕萌さん(トヨタカローラ岐阜所属)や、昨年日本選手権等で優勝した足立和也さん((株)シーパーツ所属)らも輩出する国内きっての名門クラブだ。3選手とも3歳頃から同クラブでカヌーで遊び、中学に入ってから本格的に競技を始めた。現在、それぞれ学校が終わると相模川で練習に取り組んでいるという。
「愛莉ちゃんはアグレッシブで積極的な選手で、小島くんは持って生まれた運動センスと人間性の良さが光る。美優ちゃんはポテンシャルの高い天才肌の選手」と海渕代表はそれぞれの選手の特徴を話す。「結果も大事だけど、とにかく楽しんできてほしい。海外での出会いを大切にして、大きな人間として戻ってきてほしい」とエールを贈る。
加山市長を表敬訪問した愛莉さんは「今回5回目の海外遠征。”相模川から世界へ”をコンセプトに練習してきたので、好きなカヌーを世界で思いっきり頑張りたい」と意気込みを語り、小島さんは「欧州がメジャーな競技。色々な人の支えがあってここまで来れた。まずは決勝を目指したい」と話した。また美優さんは「世界選手権は初めて。一生懸命自分のカヌーを出して頑張りたい」と市長を前に抱負を語っていた。
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