補給廠で初の防災訓練 体験型で一般参加増図る
防災の日の9月1日(日)、相模総合補給廠で初めてとなる市総合防災訓練が行われる。市内最大規模の訓練スペースを確保するねらいがある。震度6強の地震災害を想定して実施される今回は、参加型訓練やブースを多く設ける見込み。市は、体験を通じて市民の災害に対する意識啓発を促す考えだ。
補給廠で行われることになったのは、1都3県5政令市による九都県市合同防災訓練の来年の会場が相模原に当たることから、従来の会場だった淵野辺公園ではなく、大勢を収容できる会場で事前訓練をする必要に迫られたため。訓練規模に見合う広大なスペースを有する施設は、市内では補給廠だけだった。
主な訓練としては、ライフラインの被害を想定した米軍、自衛隊との救出・救助訓練のほか、初めて連携で消火訓練も実施。昨年は雨で中止となった、米軍ヘリでの傷病者移送訓練も行う。
市民の防災意識を高めるため、救助などの写真の展示コーナーに加え、今回は体験ブースを拡充。起震車や煙、消火の体験ができる。炊き出し訓練に併せ、試食コーナーも用意。数量限定で提供するという。
会場には観客席に加え、訓練の様子がひと目でわかる大型モニターを設置する。訓練参加者、一般の来場者を合わせて3000人の参加を見込んでいる。
午前9時半から午後1時半まで(訓練は10時から)。車での来場不可。申込不要。市緊急対策課は「体験し、いざというときの備えを」と参加を呼びかけている。詳細は市コールセンター【電話】770・7777へ。
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