電線利用した熊除け鈴 小中学生800人に寄附
産業用機械の制御盤などを製作する南区大野台の中村電機(中村勝彦代表取締役)が、藤野・青根・青野原・鳥屋地域の小中学校10校に通う児童・生徒800人に熊除け鈴を寄付した。12日には10校を代表し藤野小で贈呈式も行われた。
熊除け鈴は同社のパートらが一つひとつ手作りで製作。電線の端材を利用しているため、丈夫で壊れにくいという。
同社の中村代表は「同じ相模原でも熊が出没する地域があると聞き、熊除け鈴を作りました。私にも小学校に通う子どもがいるので、保護者の不安な気持ちが分かります」と話した。加えて「市内には優れた技術を持った中小の製造業がたくさんあります。市全体で盛り上げていければ」と前を見据えた。
熊除け鈴が寄付された10校は次のとおり。藤野小、藤野北小、藤野南小、青根小、青野原小、鳥屋小、藤野中、青根中、青野原中、鳥屋中。
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