全国で猛威を振るっているインフルエンザ。相模原市でも第4週(1月20日〜26日)の1定点医療機関あたりの罹患患者報告数が36・85人と国立感染症研究所が定める警報レベルを超えた。同時期に市内の小学校でも学級閉鎖が相次いでおり、市では警戒を呼び掛けている(1月31日時点)。
例年1月下旬から2月にかけて猛威をふるうインフルエンザ。1日〜5日の潜伏期間をおいて、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳、痰、筋肉痛、倦怠感といった症状が現れるという。
相模原市内では、第3週(1月13日〜19日)までの1定点医療機関あたりの罹患患者報告数が12・44と注意報レベルだったが、第4週(1月20日〜26日)に入り急激に罹患患者数が増え、その数は約3倍の36・85人。国立感染症研究所が定める警報レベル30人を超えた。
神奈川県内でも、同じく第4週の1定点当たりの報告数が31・52人となり、警報レベルに。中でも厚木市が57・00人と最も多く、次いで茅ヶ崎市が48・91人、相模原市の順で報告されている。昨年も、県内では同じ第4週で警報が発令されており、例年並みの流行レベルだという。「例年、2月中旬あたりにピークが来るため、患者数はこれからも増えることが予想される」と市保健所は予測する。
加えて、今年の特徴として、インフルエンザB型の患者数が多いという。インフルエンザにはA型・B型・C型の3種類があり、例年この時期に多いのがA型。A型の流行が過ぎた春ごろにB型が見られることが多い。A型とB型では、その症状はほとんど同じで「B型は腹痛を起こしやすいと言われている。なぜB型が多いのかは現時点ではわからない」と話している。
学級閉鎖も急増
罹患患者報告数と同時に第4週で増えたのが、市内小・中学校の学級閉鎖の数。前週に、学級閉鎖を行った学級数は12だったが、第4週は95と約8倍に急増した。「これから2月中旬まで患者数は増えることが予想されるため、マスクの着用と手洗い、うがいをしっかり行い予防に努めてほしい。もし、インフルエンザの症状がみられるようなら、かかりつけ医、専門医に早めにかかって」と呼びかけている。
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