「聞いてくれた方の生活に彩りを与えられるような歌を歌いたい」――。そう話すのは、東橋本在住のシンガーソングライター・伊藤蒼真さん(40)だ。伊藤さんは、アルバイトをしながら、アフリカなどの民俗音楽やボサノバ、ジャズといった音楽などを採り入れた独自の曲を作って歌い、相模原を中心に、都内や神奈川県内のイベント、ライブハウスなどで活動を行っている。
3年前の3月11日直後、八王子市社会福祉協議会が企画した慰問コンサートに参加。福島県相馬市の仮設住宅2カ所を訪問し、オリジナル曲を披露した。「受け入れられるか不安もあったけど、行って良かった。自分の曲を聴いて皆さんの表情が変わっていき、喜んでくれていたのがわかった」。自身の音楽が人の力になれた瞬間だったという。
3月9日(日)には八王子駅そばの三崎町公園で開催されるボランティア団体主催の追悼コンサート「がんばろう!東北3県の皆さん」に出演する。「いろんな方に聴いてもらいたい。一緒にのって楽しんでもらえたら」
”レゲエの神様”と称されるボブ・マーリーに憧れ、高校入学前から音楽活動を始めた。積み重ねてきたものを詰め込んだ自身2枚目となるCD『君へのメロディ』を3月7日にリリース。4月からは自作曲『僕のふるさと』がANA国際線で1カ月間採用されることも決まった。「自分がボブ・マーリーから与えてもらったように、今後活動を広げ、人の人生の励みになるような歌を歌う歌手になりたいですね」と話している。
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