地域一体となり、ラジオ体操を中心としたまちづくりを進める大沢地区に2月22日、NHKテレビ・ラジオで体操指導者として全国的に知られる長野信一氏が訪れ、150人を超える地域住民らに、ラジオ体操の講義や実践を行った。
人口約32800人が暮らす大沢地区。同地区は地域住民の健康づくりを推進する目的で、2007年に地域の自治会、子供会、団体、大沢まちづくりセンター、北の丘センターなどが参加して「ラジオ体操のまち大沢運営協議会」を設立。4月から11月の期間、毎月第3日曜日を「ラジオ体操の日」と定め、体育館や自治会館、学校、神社、公園など10数か所で、地域一帯でラジオ体操を行っている。昨年は、幅広い年代層の地域住民延べ約2200人が参加。導入から7年が過ぎ、地域に浸透したイベントになっている。
今回の試みは、市教育委員会が主催する、市民が様々なスポーツに触れ合う「チャレンジスポーツ事業」の中で、大沢FC総合型地域スポーツクラブ(三上道子代表、2004年創立、会員数230人、以下大沢FC)が中心となって企画したもの。大沢FCと北の丘センターが昨年末に協働で、地域の清掃活動を行った際に「ラジオ体操でまちづくりを進める大沢地区に市内出身ということで、相模原にも縁が深い長野信一氏にきてもらおう」と、長野氏と親交のある北の丘センターが大沢FCに協力する形で氏に打診。今回の来訪が実現した。
当日は2部構成で実施。1部は長野信一氏がラジオ体操や縄跳びを使った運動を実践して「運動は体の仕組みを理解して、無理なく動かすのが大切です。ラジオ体操は体全体を使う非常に優れた運動です」などと解説した。2部ではバドミントン、卓球など5種目で、それぞれに楽しく汗を流していた。大沢FCの三上道子代表は「多くの方の協力に感謝します。大勢の参加者が集まる中、長野先生はラジオ体操だけでなく、子どもも親しめるゲーム的要素も取り入れた指導をして下さり、華のある会になりました。皆さん、運動の大切さを実感できたのでは」と話していた。
さがみはら緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|