津久井高校ボート部の小方美愛(みな)さん(2年・鳥屋中)と山口千尋(ちひろ)さん(1年・内郷中)ペアが、3月21日から23日に静岡県天竜ボート場で開催される全国高校選抜大会・女子ダブルスカル2000mに出場する。昨秋に行われた県選抜・関東選抜を制し、出場を決めた2人。「優勝を目指したい」と意気込みを見せている。
高校ボート部の全国規模の大会は春の選抜、夏のインターハイ、秋の国体と年に3回ある。今回その中の一つ、春の選抜に出場する小方・山口ペアは、昨夏のインターハイに続いて2回目の全国大会となる。
パワー型の小方さんと、しなやかテクニックを持つ山口さん。昨年春にペアを結成すると、ボート部顧問の菅原裕教諭が「研究熱心で、練習量も多い」と評するように、互いに長所と短所を活かして、すぐに実力は上達。昨夏のインターハイ予選では、3年生ペアが数多く活躍する中、1・2年生ながら堂々とわたり合い、全国大会出場を果たした。3年生が引退した後の9月の県選抜、強豪が出場した10月の関東選抜でも優勝するなど、代が替わった後の大会では、未だ負け知らずだ。
年明けからは、日頃練習している相模湖漕艇場で、基礎体力に取り組み、休日には全国の強豪校と練習試合を重ね、日々調子を上げている。小方さんは「全国の舞台でも、出場するからには優勝を目指したい」と、山口さんは「楽しんで大会に挑み、悔いのないレースをしたい」と強い決意を語る。
津久井高校ボート部は、創部半世紀以上の歴史を誇る名門。ОBや保護者、地域住民がマイクロバスを貸与し、送迎を手伝うなど地域一体で選手を応援している。菅原教諭は「十分に優勝を狙える力がついてきた。決勝の6チームに残り、まず悔いのないレースで、自分たちの実力を発揮してくれれば」と期待を寄せている。
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