津久井湖を山稜(津久井城址がある城山など)が囲む津久井地区。この緑豊かな湖の周辺には、多くの観光名所や施設があり、毎年多数の観光客やハイカーが訪れている。津久井湖周辺地域観光振興推進部会(小川洋一部会長)は、観光客の利便性向上を図り、地域活性化につなげようと、観光案内板と道標を、それぞれ3カ所に設置した。
相模原市は合併に伴い、2008年度に「新相模原市観光振興計画」を策定。その一環として、2013年3月に「津久井湖周辺地域観光振興計画」を策定した。昨年8月には「津久井湖周辺地域観光振興推進部会」を設立し、津久井地区の資源を活用した観光振興策や地域活性化への取り組みを検討してきた。
そうした中、同部会は近年の健康志向により、津久井湖周辺にハイキングに訪れる人々が増えている点に注目。観光振興策の第一弾として今回「津久井湖を中心に点在する津久井城址、城山、峰の薬師、津久井湖城山公園、尾崎咢堂記念館、津久井湖観光センターなどの観光名所を効率良くみてもらいたい」と、観光案内板と道標を設置した。
津久井湖観光センター、峰の薬師、尾崎咢堂記念館脇の私有地の3カ所に設置された案内板は、縦約90cm、横約180cmの大きさ。お勧めのコース入りの地図に、散策がしやすいよう写真入りで観光施設や名所が紹介されている。道標は、4月12日に関東ふれあいの道三沢峠と三井水源林入口(名手地区)2カ所の計3カ所に設置した。
同部会は「観光振興の推進により交流人口が増え、地域活性化にもつながります。今後も有効な対策を検討して、行政や他団体とも協力して実施していきたい」と話している。
なお、同時に「津久井湖周辺散策マップ」を3000部作成。地域のイベントなどで配布する他、津久井湖観光センター、各公共機関などにも置く予定としている。
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