神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

谷ヶ原 配水池にメガソーラー 県保有施設を有効利用

経済

公開:2015年1月22日

  • LINE
  • hatena
配水池上水部のため、一般公開はしていない
配水池上水部のため、一般公開はしていない

 再生可能エネルギーの推進に向け、神奈川県企業庁が、谷ヶ原配水池の上部(谷ヶ原1の867の2外)に整備してきた「谷ヶ原太陽光発電所」が完成し、この程営業運転を開始した。県の施設を利用したメガソーラーは、愛川太陽光発電所に続き2件目の施設。

 企業庁は、企業庁用地の有効利用を図り、再生可能エネルギーを導入することにより、電力不足を解消する目的で、太陽光発電所の建設を進めてきた。ところが、場所の確保や安全・耐震性の問題などにより、メガソーラークラスの施設を建設するのに条件の揃う場所は限られてきた。そのため、現在は、企業庁が保有する空き地や比較的大きな施設の屋根の上に設置するケースがほとんどとなっている。

 そうした中、耐震性、維持費等に対する費用対効果などの諸条件をクリアした谷ヶ原配水池の上部に2012年12月、メガソーラー施設を整備することを計画。総工費約2億8千万円をかけて進めてきた工事は完成し、昨年12月26日から運転を開始した。配水池の上部にメガソーラーを建設したのは全国的に珍しいという。

 完成した発電所は、約12300平方メートルの敷地に、4680枚のパネルを設置。最大出力1000kw、年間約105万kwh(キロワットアワー)の発電が可能で、これは一般家庭約320戸分(一般家庭年間使用電力量で換算)に相当する。

 県企業庁では「神奈川県では『かながわスマートエネルギー計画』に基づき、再生可能エネルギー導入の加速化、安定した分散型電源の導入拡大に取り組んでいます。今回、県営のメガソーラーとして、水道施設を利用した発電所が運転開始しました。今後も再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組んでいきたい」と話していた。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

4月4日

イノベ創出、連携に期待

JR東海

イノベ創出、連携に期待

橋本駅南口に拠点開所

4月4日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook