政令指定都市移行後、それぞれの区で、市長に委嘱された委員らで地域の課題やまちづくりに関して協議を行っている区民会議。緑区では現在、第3期の会議が進められており、今期4回目の会議が1月26日に開催された。今回、より具体的に、効果的に課題等を調査、協議していくことを目的に、発足後初となる2つの小委員会が設置されることが決まった。今後は「地域の活性化」「生活における魅力づくり」について、各委員会で調査・検討を行い、その結果を行政や区民による協働の取り組みとして来年7月までに提案を行っていく意向だ。
緑区区民会議は、区内6地区のまちづくり会議で推薦された人、区内の公益的活動を行う団体から推薦された人、区民、学識経験者ら、市長から委嘱された25人の委員で構成され、1期2年の活動を行っている。第1期では、緑区区ビジョンの策定に向けて、区の特色や課題、解決策の検討等について協議を重ね市長に答申。第2期では区ビジョンの実現に向けて、災害対策、地域活動、都市整備基盤、環境保全、情報発信などの協議を行ってきた。
第3期は昨年8月にスタートし、これまでに区内の現状把握を行うための視察等を実施。今回開催された第4回会議では、限られた時間の中でより具体的に、効果的に課題等を調査、検討し、より多くの委員の意見を反映しようと、小委員会を設置することが決まった。設けられた小委員会は2つ。「地域の活性化」「生活における魅力づくり」について、今後それぞれに協議していく。今回は、両委員会の審議テーマについて話し合いを実施。「地域の活性化」では旧津久井4町と橋本をつなぐ区全体としてのネットワークの構築、観光ネットワークづくり、資源の掘り起しなどがあがった。
「区民会議を知って」協議結果、積極的に発信を
「魅力づくり」では自治会の活性化、過疎化によるコミュニティー不足の解消、子育て・教育の充実、空き家対策についてあがったという。
今後は、今年8月を目安に両委員会の審議テーマの現状把握、課題を区民会議全体として整理し、任期が終わる来年7月までに行政、区民の協働による事業推進策の提案を行っていく意向だ。区政策課では、「現在抱える区の課題などを、小委員会でこれまで以上に掘り下げて協議していければ。また、ここで話し合われたことやその結果をもっと区民の方に知ってもらうために積極的に情報発信して、より多くの区民の皆さんに区民会議を知ってもらえるよう工夫していきたい」と話している。
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