神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

補給廠共同使用区域 都市型運動公園に整備 19年度中の全面開園想定

公開:2015年3月12日

  • LINE
  • hatena
4面に施設を持たせた公園の完成予想図
4面に施設を持たせた公園の完成予想図

 相模原市と在日米陸軍との間で進められている相模総合補給廠の共同使用区域をめぐり、市は4日、都市型の運動公園「(仮称)相模原スポーツパーク」として整備する、具体的な基本計画案を発表した。駅近のアクセスを生かし、多くの一般利用が見込める公園として早ければ2016年度から整備を進め、19年度中には全面開園にこぎつけたい考えだ。

 整備案は4月13日までに市民らによるパブリックコメントを集約した後、早い段階で本計画が策定される見通し。

 補給廠の共同使用区域は、約35haの共同使用部分のうち、約10ha部分をスポーツ・レクリエーションゾーンと位置づける覚書を2010年10月に市と米軍で取り交わし、12年の日米合同委員会で合意した。米軍とはこれまで協議が進められていたが、市が区域についての具体的な計画案を公式に示すのは初めて。

 同公園のコンセプトは、「誰もが気軽に利用できる、駅近・身近なスポーツ・レクリエーション交流拠点」。その上で、敷地をスポーツ、レクリエーションのゾーンに分け、スポーツゾーンには軟式野球場、多目的フィールド、サッカー、アメフトなどで利用可能なもう一つの多目的フィールドを建設する。野球、サッカーに使用できる施設について市は、競技人口が市内でも多く、市内施設の休日利用の競争倍率が非常に高いため、市民から新設を要望する声が多かったことも建設の理由に挙げている。

 加えて、子どもが遊べる遊具広場や憩いの場となる芝生広場のほか、幅3m、全長約1・4Kmのジョギングコースも設ける。相模原駅南口徒歩圏に施設が整備されることで、仕事帰りなど平日夜間に身近に利用できる利点もある。

 整備の総事業費は約43億円。市は主に市債、国庫補助金で充当する考え。

 同公園はスポーツの側面に限らず、様々なイベントの開催のほか、災害時には救援活動など広域防災の拠点としても使用される見込み。現在、未返還地との境界フェンスの工事を行っており、3月いっぱいで完了次第、市が現地調査を開始する予定。開園については段階的に進められ、区域内の東西道路など周辺の道路整備の進捗が遅滞した場合でも、暫定道路の新設で対応していくという。

さがみはら緑区版のトップニュース最新6

地域住民の憩いの場に

若葉台団地YYわかば

地域住民の憩いの場に

開設1年半 「盛り上げたい」 

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

開業延期 地元の声は

リニア中央新幹線

開業延期 地元の声は

市内の工事日程は変更なし

4月11日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

政令市で「標準化」遅れ

自治体基幹業務システム

政令市で「標準化」遅れ

相模原市「間に合わずか」

4月4日

イノベ創出、連携に期待

JR東海

イノベ創出、連携に期待

橋本駅南口に拠点開所

4月4日

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook