相模原協同病院が開設した未病・漢方外来を先ごろ、黒岩祐治神奈川県知事が視察のために来院した。
県では、「未病を治すかながわ宣言」を2014年1月に発表し、特定の疾患の予防・治療にとどまらず、病気になる以前の心身の状態を整え改善する取組みを推進している。同病院はこの宣言に賛同し、今年3月から未病・漢方外来を開設。今回の視察につながった。
当日、黒岩知事は高野靖悟病院長の説明のもと、未病・漢方外来の診察を見学。健康診断などで異常がないと診断されたものの、体に不調を感じている患者に対し、医師が詳しく診察。同席している漢方専門の薬剤師が適切なアドバイスを行う様子に真剣な眼差しを向けていた。その後、黒岩知事は同病院栄養室が作った「地産地消 病院薬膳ランチ」を試食。市内で採れたキクイモや大和芋などが使われ、健康面に配慮されたランチを食べ、「多くの食材を摂ることができ、味もとても美味しい」と述べた。
視察を終えた黒岩知事は「超高齢化社会が進行する県において、『未病』という概念の広がりを持たせるように取り組んできた。このコンセプトに賛同し、未病から治していくというアプローチを始めてくれた病院は初めて。ここが発信拠点となり、今後各地に広がっていくことを期待する」と話した。
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