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市民グループユーラック 被災地の現状を届けたい チャリティ映画を上映

社会

公開:2015年4月30日

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昨年は「ミウル」と陸前高田のキャラクター「たかたのゆめちゃん」が競演(上)。「わたしの友の」を朗読する中澤さん(右下)。
昨年は「ミウル」と陸前高田のキャラクター「たかたのゆめちゃん」が競演(上)。「わたしの友の」を朗読する中澤さん(右下)。

 震災後の陸前高田市を撮影したドキュメンタリー映画『あの街に桜が咲けば』が6月6日(土)、ソレイユさがみで上映される。橋本地区で、地域の高齢者に向けた様々なイベントを企画する市民グループ「NPOユーラック」(荒川直代表)が主催する、被災地支援イベント「忘れない!東日本大震災」の中で行われるこの上映会。「東日本大震災を我々が忘れてはいけないと思いますし、この映画をきっかけに被災地を訪れて、現状を見て欲しい」と話している。

 ユーラックは2011年、橋本公民館で活動していた話し方サークル「話交会」の有志17人で「地域の高齢者に元気を与えたい」と結成された。「地域のため、自分のため、いきいき生きる」をモットーに、現在は50数人の賛助会員の協力を得て運営。桜美林大学など落研サークルを招いた2回の「がくし寄席」の開催をはじめ、地域の高齢者を中心に招いて楽しませるイベントを、年4回程開催している。

 そうした中、メンバーの一人で役員を務める中澤八千代さんが陸前高田市出身で、個人的に被災地の現状を知らせる『わたしの友の』を出版。被災地を訪れて取材し、義援金を贈るなどの活動をしていた。その縁で昨年は、ユーラックが主体となり、陸前高田市の戸羽太市長を招いた講演を実施。300人以上の来場者があり、被災地の現状を橋本地区の住民に知らせていた。今回のチャリティ映画は、それに続く被災地支援事業の第2弾として実施。「安全・安心な住みよいまちづくりは自助・共助・公助の連携の輪を広げることが大切です。今後も継続して、こうした活動を行いたい」と荒川代表は話す。

監督の講演会やヴァイオリン演奏会も

 『あの街に桜が咲けば』は6月6日(土)、午後2時(1時半開場)から、ソレイユさがみセミナールーム1で上映される。定員は180人。映画は、震災後3年が過ぎた陸前高田市で、地元出身者が津波最高地点に桜の植樹を行うなど、未来に向けた前向きな取組やその想いなどを描いた約40分のドキュメンタリー映画。映画の監督を務めた小川光一氏の講演や、脳性麻痺という障害を持ちながら、様々なチャリティや被災地支援コンサートなどを行っている町田市在住の式町水晶(みずき)さんのヴァイオリン演奏も披露される。入場は無料だが会場には募金箱が設置され、復興支援に充てられる。中澤さんは「震災から4年が経ち、我々の記憶も薄れがちですが、震災復興は今なお行われており、その現実を我々が忘れてはいけません。私も現地を見たことで鮮明に震災のことを思い出せます。映画を見てぜひ、被災地を訪れ現状を見て欲しい」と話していた。

 詳細は、ユーラックの中澤八千代さん【携帯電話】090・4726・0572へ。

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