市消防局 「救急体験を『自信』に」 内郷小で「いのちの教室」
相模原市消防局は7月16日、市立内郷小学校で「いのちの教室」と題した、胸骨圧迫やAEDなど応急手当を学ぶ授業を実施した。
同局では、定期的に開催している救命講習会で、市内小学生が対象の「救命入門コース」を昨年度から導入し、小学生に向けた講習の普及に努めている。今回の教室はその一環として、「いのちの大切さ」「共に助け合う心」を身に付けることを目的に行われた。
当日は、同校5・6年生55人が参加。正しいリズムによる胸骨圧迫や、訓練用人形を用いた応急手当などを体験した。終了後には、児童全員に同局から修了証とテキストが配られた。児童たちは授業を楽しみながらも真剣に取り組み、質問の時間には、たくさんの手が挙がっていた。
同局は「早いうちから救命講習を体験することで『自分たちも命を救うことができる』という自信につながっていってほしい。同教室を引き続き実施するとともに、この取り組みが他の学校にも広がっていってもらえれば」と話した。