3月に結成された、千木良地区の住民団体「相模湖大豆の会」(石山草子代表)による初めての大豆収穫祭が11月8日〜14日にかけて行われている。同会は無農薬栽培によって、地元の名産品「津久井在来大豆」を育て収穫し、それを使ったみそ作りに取り組む団体。活動を通して、食の大切さや農業の楽しさの発信、地域の活性化などを目指している。
同会は、津久井在来大豆の発祥の地とされる千木良地区を「大豆の町にしよう」と、石山代表らが中心となって今年3月に結成。相模湖まちづくりセンターに相談し、地域活性化事業として交付金を得て、活動を開始している。これまでに「みそ作り」や、石臼を使った「きな粉作り」、「餅つき」などのイベントを開催。活動は随時facebookを通して広く発信している。
8日には相模原市内外から6人が参加。6月下旬に植付けを行い、4カ月以上に渡り育て上げてきた大豆畑1・5反弱の収穫を終えた。収穫した大豆は4〜5日ほど乾燥させ、機械を使って豆とさやを分ける作業に入る。収穫された大豆はみそやきな粉作りに使用される。同会は10月、今春に仕込んでおいたみそをお披露目する「みそ開き」を開催しているが、このときは同会のメンバーが以前から所有していた大豆を使用していた。「会として、一から育てた大豆。みそとして熟成される半年後が楽しみ」と石山代表。
「若い世代の方々が興味を持って参加してくれることがとても嬉しい。大変好評を得ているので、今後は家庭向けのイベントや、お祭りでのみその販売、耕作放棄地での栽培など、地域活性化につながる活動に励んでいきたい」と石山代表は話している。
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