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リニア中央新幹線 市内で中心線測量進む 地権者への説明も順次

社会

公開:2016年1月1日

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 2027年に東京〜名古屋間で開通を目指している「リニア中央新幹線」。緑区内では、神奈川県駅(仮称)の設置が予定されている橋本駅周辺をはじめ、鳥屋地区には車両基地の設置も予定されている。事業者である東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)が現在公表している概要や経過をまとめた。

 一昨年末から昨年4月にかけて、JR東海は市内において事業説明会を実施。事業の目的や工事実施計画の内容などを説明した。市内で整備される路線は左図の通り。神奈川県駅はトンネルの途中に設置されるため、地下駅となる。3つのトンネル(都市、津久井、藤野)が新設され、地上に露出するのは相模川と道志川に架かる橋梁の2カ所のみとなる。鳥屋地区につくられる関東車両基地(仮称)は全長約2Km、最大幅は約350m。車両基地に加えて、変電施設や非常口の設置も予定されている。工事によって生じるとされている建設発生土約1140万㎥については、約30%にあたる約360万㎥は関東車両基地内で利用され、残り約70%は中央新幹線の事業内での活用を図る他、県内の公共工事等での活用を、県や市町村の情報提供を受けながら進めていくとしている。

 橋本駅周辺に設置される神奈川県駅は全長約900m、最大幅は約50mの地下3階建てと計画されている。地下3階にホームがつくられ、地下2階に入場出口や旅客トイレ、施設管理事務所(仮称)が設けられる。

 事業説明会を終えたJR東海は昨年7月から、市内において、取得等が必要な用地を対象に、路線の中心位置を明らかにする中心線測量を実施している。この測量が完了した場所から順次、地権者に向けた用地説明を実施していくとし、すでに説明が行われたところもあるという。地権者の了承を得たあと、現地に入り、取得に向けた用地測量を行っていく予定だ。

 橋本駅周辺の企業や団体、住民で結成された「『リニアのまち橋本』を育てる会」の真田勉会長は「開通に向けて、滞りなく事業を進行できるよう、JR東海には丁寧な説明を期待したい」と話している。
 

神奈川県駅のイメージ図(提供:JR東海)
神奈川県駅のイメージ図(提供:JR東海)

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