全国商業高等学校英語スピーチコンテストで2年連続奨励賞を受賞した 畑野 嶺(りょう)さん 西橋本在住 相原高校2年生
「自分の言葉で伝えたい」
○…1月10日に行われた「全国商業高等学校英語スピーチコンテスト」に出場し、課題文を暗唱するレシテーションの部で全国3位となる奨励賞を獲得。昨年に引き続き、2年連続での受賞となった。「協力してくれた先生方に感謝しています」と振り返った。
○…指定される課題文の中から、今回は太陽について語られた地球科学に関するテーマの文章に挑戦。物語など親しみやすいテーマを選ぶ人が多いなか、「自分の言葉で伝えたい」という気持ちに合致する文章を選んだ。課題文を「いかに自分らしいスピーチにするか」を考え、ネイティブの先生からのアドバイスを参考に強調する箇所などを練習。学校内に留まらず、自宅の浴室や家族の前でも何度も反復し、「自分のスピーチ」を築き上げた。
○…父親が好きな洋楽ロックバンドの曲を幼いころに聞き、英語に興味を持った。「日本語とは違う独特のリズムや発音が面白いと思った」。中学生のころに英会話スクールに入り、スピーチを開始。大会にも出場したが、残念ながら結果には結びつかなかった。相原高校に入学し、ESS部に入ると、ネイティブの先生による英語に触れる機会が増え、みるみるうちに実力がついた。歌うことが好きで、カラオケによく行っている。「邦楽が多いですが、最近は洋楽もチャレンジしています」。海外旅行が趣味の父親とは「一緒にイタリア語の勉強をはじめよう」などと計画もしているという。
○…3年生として迎える来年は、自分で書いた英文を暗唱するスピーチの部への出場をめざす。幼いころから英語に慣れているハーフの学生も多く出場する同コンテスト。現に1、2位もハーフの学生だ。「上位の方々は自然な言葉でしゃべっている雰囲気がある。たくさんの英語に触れることで自然に見せる技術を身につけたい」。言語を超えた「伝えたい」という強い思いがスピーチの質を上げる。
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