市立広田小学校(内藤三男校長)の3年生56人が2月12日、総合学習として豆腐作りに挑戦した。
この学習は、城山北部に位置する小松・城北地区の里山の保全と里山のPR活動を行っている「『小松・城北』里山を守る会」(樋口圭一会長)が同校と連携し、年間を通じて実施しているものの一環。同校の3年生は、食文化を学ぶ学習として、昨年6月から津久井在来大豆を育ててきた。今回は学習のまとめとして育てた大豆を使い、豆腐作りに挑むこととなった。
当日は最初に市内にある越後屋豆腐店(中央区矢部)が豆腐の作り方を説明。「愛情をたっぷり注ぎ込むこと」とコツを伝授した。児童の保護者も手伝いながらミキサーにかけた大豆を熱し、しっかり絞ってたくさんの豆乳を出した。豆乳の温度に気をつけながらニガリを混ぜて、それぞれの豆腐が完成。食べた児童は「愛情がたくさん入って美味しい」と喜んでいた。
内藤校長は「食べるものを自分たちで一から作り上げたことに大きな意義がある。協力してくれた皆様に感謝します」と話した。