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北相中 能の世界から伝統を学ぶ 公演は地域住民にも開放

文化

掲載号:2016年2月25日号

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熱のこもった能を披露する柏崎教諭
熱のこもった能を披露する柏崎教諭

 相模原市立北相中学校(萩原弘則校長)は3月1日(火)、同校が進める道徳教育の一環として、「能」の公演及び実演体験会を同校体育館で実施する。公演は、父兄や地域住民も自由に来場可能で、同校では「本物の日本伝統に触れることで、生徒たちには視野を広げてもらいたい」と期待している。

 北相中学校は、全校生徒数が82人と少なく、1学年の在籍は30人前後。そのため、全ての学年が単学級となり、小学校から中学校卒業までの9年間、同じ児童・生徒と同じクラスで過ごすことになっている。こうした現状を踏まえ、「生徒の視野を広げるため、なるべく外部の人と触れ合う機会を設けたい」との方針で、これまで毎年7月に開催される「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会」など、地域の催しにも積極的に参加してきた。加えて、2019年度に「特別な教科 道徳」が実施されることを受け、学区内の桂北・千木良の2小学校とも連携して、指導方法を議論。日本伝統文化に目を向けた学習を強化している。

 そうした中、昨年4月から非常勤の美術科講師として柏崎真由子氏が着任した。柏崎教諭は、相模原市内や故郷である函館市にて幅広い年代へ向けた能の普及活動に力を注いでいるシテ方金春流能楽師。萩原校長の「日本伝統の文化、本物の芸術に触れることで、生徒たちに何かを感じてもらいたい」との方針で、今回の能公演が企画された。

生徒による実演体験も

 1日は、柏崎教諭を中心として国立能楽堂から派遣された能楽師が6人出演。午後1時40分から3時半まで、能の公演の他、生徒たちが能に触れる機会も用意されている。柏崎教諭は「能は日本の美の宝庫です。そこには、美術、音楽、文学、思想、歴史、宗教等あらゆるものが凝縮されています。生まれ育った国の文化、芸術を知ることは、心の軸を育てる上でとても重要です。そこから自分を考え、形作ることが出来ると考えるからです」と能を学ぶ利点を話す。萩原校長は「公演は地元の方々も入場可能なので多くの方の来場をお待ちしています」と呼びかけている。

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