市は、3月補正予算案を会期中の議会に上程した。予算案が可決されれば補正後の一般会計が総額2580億9500万円となる。
歳出予算の中では、子育て環境の改善等に重点が置かれた。保育人材の確保を図るため、保育士修学資金、潜在保育士の再就職準備資金などに1億4943万円を計上。
加えて、2016年度から実施予定の多子世帯、ひとり親世帯等などの保育所および幼稚園にかかる保護者負担の軽減策にも、237万円の予算を盛り込んだ。
このほか主な歳出としては、昨年から運用開始されたマイナンバーに関して、個人番号通知カード関連の事務を地方公共団体システム機構に委託するのに1億1858万円を計上した。産業分野では「ものづくり企業総合支援事業」として2400万円を組み込み、国内外の展示会にブースを出展し、市内企業の販路拡大に取り組むほか、「中小企業研究開発支援事業」として「さがみはら産業創造センター」に設置したロボット導入センターを拡充するために8500万円の経費も組み込まれた。