全国のグランプリを取った作品のみが集まる写真展に2年連続で3作品を出展した 小池 久男さん 原宿在住 65歳
二度とない「瞬間」切り取る
○…全国各地のフォトコンテストでグランプリ(最優秀賞)を受賞した作品のみが集まる「Gサミット」。5月31日から東京都・日比谷公園で開かれる同展に昨年度「水のある暮らし・風景写真コンテスト」(県主催)などで最優秀賞となった3作品を出展。昨年の同展にも3作品を出展しており、2年連続となった。
〇…1年間でシャッターを切るのは1万6000回以上。その中から気に入ったものを印刷しファイリング。コンクールに応募する作品を選んでいく。「写真は二度とない一瞬をとらえるもの」として、常に「その瞬間」に気を配っている。もともと趣味としてカメラを続けていたが、本格的に始めるきっかけとなったのは旧津久井郡と相模原市との合併だ。「一つになることを契機に、津久井の良さを、写真を通して発信しようと思った」。その後、市民カメラマンを務め、市内の魅力をたくさん発信した。
〇…生まれも育ちも城山地区。小学生のころは、学校が終わると、田んぼや山などで日が暮れるまで友だちと遊んでいた。「自然と触れ合って遊ぶことが多かったですね」。中学・高校では山登りにも熱中するなど自然とともに成長してきた。仕事の傍ら、地域活動にも積極的に取り組んできた。過去には青少年指導員や育成会の会員などを務め、学校や自治会などとの子育ての情報共有の場となる「原宿地域指導者協議会」の設立にも携わった。「子どもがとにかく大好き」。孫にはすでにカメラを持たせるなどとても可愛がっている。
〇…現在、区内の各所や近隣の店舗で自身の写真作品が飾られている。すべて区内の風景を切り取ったものだ。「『緑区にはこんな素敵な場所があるんだ』と魅力を再発見できる機会になれば」。今後も展示場所を増やしていくことを目指すとともに、個展や写真集などの企画も進めたいとしている。その眼は、常に次のシャッターチャンスを探しているようだ。
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