内郷地区の伝統行事「内郷小学校すもう大会」が、5月20日に行われた。
校庭内に保護者の手によって作られた本格的な土俵を持つ内郷小学校(青木正利校長)。同校の保護者の「裸足で過ごす機会の少ない子どもに相撲を」という思いから、1983年に始められたこの大会。以後、あいさつや礼儀作法を学ぶことを目的に毎年開催されており、土俵の梁には歴代の横綱の名を記した木札がズラリと並んでいる。
20日は予選を勝ち抜いた各学年代表男女4人ずつの児童らが出場。土俵上で熱戦が繰り広げられ、PTA、地域住民等、多くの来場者が声援を送っていた。また、取組終了後には、PTA本部が中心となり、ちゃんこが振る舞われた。
観戦した住民や市教育委員会関係者たちは「思わず力が入ってしまった取組が多くあり、楽しく見られた」「体と体がぶつかり合う音、土俵に倒れる音、迫力満点の相撲だった」「6年生の運営が素晴らしく見事でした」などと各々に感想を語っていた。青木校長は「毎年多くの方に観戦いただき、本校の伝統行事となっていますが、今年も天候にも恵まれ素晴らしい大会となりました。中でも、6年生が中心となり裏方として大会を盛り上げてくれ、ほとんど児童たちの力で行われた運営は見事でした」と話した。
今場所の横綱になった児童は次の通り(敬称略)。
○低学年男子の部…横綱/田村尚良(2年)
○低学年女子の部…横綱/佐伯花菜(2年)
○中学年男子の部…横綱/田中芯(3年)
○中学年女子の部…横綱/滝澤彩葉(4年)
○高学年男子の部…横綱/江藤元汰(6年)
○高学年女子の部…横綱/小川千葉(6年)