県立相模原総合高校(伊原伸一郎校長)の生徒たちが5月21日、橋本駅で熊本地震復興支援のための募金活動を実施した。
同校は生徒会が中心となり、2011年から東日本大震災復興支援活動「SAGASO Cheering Project」を行ってきた。これまでに街頭募金等で集まった義援金を使い、被災地に支援物資を贈ったほか、被災者との交流会なども実施。今年度は、4月に発生した熊本地震の報道を受け、「熊本県への支援活動も行いたい」と生徒から声が上がったため、熊本地震復興支援も行うこととなった。
今年度1回目の街頭募金となった当日は天候にも恵まれ、生徒会を中心に同校バレーボール部、有志も含め36人の生徒が参加。「広げよう笑顔の輪」というスローガンを掲げ、一生懸命に呼びかける生徒たちの姿に多くの通行人が協力し、34万2140円が集まった。プロジェクトリーダーを務めた柴田日菜乃(ひなの)さん(3年)は「集まった義援金は支援物資に変えて、被害のあった地域に贈る予定です」と話している。
担当する武川充明教諭は「温かい声を掛けてくださる方も多く、生徒たちも感謝の気持ちを伝え、まさに『笑顔の輪』が広がった瞬間だと感じました」と話した。