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広域交流拠点計画案 市、単独事業費600億円 道路整備費などを試算

社会

掲載号:2016年6月23日号

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橋本駅南口駅前広場配置案
橋本駅南口駅前広場配置案

 市はこのほど、JR相模原駅と橋本駅を一体的に整備する、広域交流拠点「さがみはら新都心」の整備計画案を策定し、同事業に要する市単独の事業費の試算が約600億円に上ることを市議会議員による「全員協議会」で初めて発表した。計画案には、橋本駅南口の駅前広場の配置案や、相模総合補給廠の一部返還地の(仮称)南北道路を将来的に、さがみ夢大通りに直結させる方針が新たに盛り込まれており、徐々に「新都心」の姿が明らかになってきた。

 今回の計画案は、2014年から協議してきた検討委員会が今年3月に市へ提出した答申の内容を踏まえて作成された。計画案を基に試算された約600億円の内訳はリニア中央新幹線神奈川県駅設置にともなう橋本駅周辺整備に約400億円、相模原駅周辺整備に約200億円。この試算には、鉄道事業者など他の事業主体が関わる「京王線橋本駅」の移設費用などは含まず、市が主導する道路整備などにかかる費用のみを対象とした。市の担当者は「今後の計画変更などに伴い、費用が増減する可能性がある」と話す。

 答申で3案が挙げられていた橋本駅南口の駅前広場については、在来線やバスとの乗り換え面の利便性を重視した案を採用し、関係機関と調整する方針を打ち出した。ただ、同案では駅南口に整備されるイベント場などを備えた「広域交流ゾーン」と飲食店などが連なる「複合都市機能ゾーン」との回遊性が損なわれるため、歩行者デッキで両ゾーンを繋ぐといった工夫を必要とするなど、課題を残した。

 相模総合補給廠の一部返還地と共同使用区域を南北に縦断する南北道路については、JR横浜線を地下化、または高架化する立体交差化が完了した後、相模原駅南口から続く同駅周辺のメインストリートである「さがみ夢大通り」へ直結させる案を採用した。実現すれば、町田街道から相模原駅、さらには上溝、田名方面に一本の道で繋がることとなり、周辺住民にとっては交通利便性の大きな向上が期待される。

南北道路 夢大通りへ直結

 現在市では、他の事業より先行して、南北道路の整備に取り組んでおり、今年度中の着工をめざし警察などと協議を進めている。順調に工事が進めば、JR横浜線の立体交差化が完了する前に、南北道路の供用が開始される見通し。そうなればさがみ夢大通りへの接続を待たずに、歩行者と自転車のみ、駅の南北を行き来できるようになる。

 市は、計画案について7月22日(金)までパブリックコメントを募集し、今年8月をめどに計画として策定する方針。募集の要項や、提出方法、関連する資料などは、市のホームページで案内している。

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